ヒゲが似合ったのは若さのせい

夕方5時になると、
源ちゃんを連れて畑へ。
畑はイノシシ防御アミを張り巡らせているので、
いつもリードを外して自由にしてやる。
すると脱兎のごとく、
あっちへ走ったかと思うと、
次はこっちと目まぐるしい。
ただ畑の野菜はヒヤヒヤものである。
茄子などのぶら下がる実をぱくり。
暫くは知った後、
「はぁーはぁー」と喘ぎながらも、
穴掘りに余念がない。
夢中になっている様子を窺って、柵の外へ。
稲刈りの終わった田んぼの畔に、
ヒガンバナが見事に咲き誇っている。
しばしひがんばな見物をやっていると、
「ワンワン!」
いつの間にか柵の向こう側へ、
やってきていた源ちゃんが吠えた。
「僕の相手しないで何やってんだよ~!」
と感じである。
夜は誰も帰って来る気配がないので、
久しぶりに夕食づくりにこだわった。
鶏モモ肉の照り煮にオクラと人参茄子をガロニに。
サラダと卵スープを添えて、
ちょっとしたコースである。
ナイフとフォークで本格的な食事。
いや~美味かった。

家族が寝静まったころ、
風呂に。
湯船につかりながら髭を剃った。
コロナでマスクを日常つけているので、
無精ひげも気にならず、
汚らしいヒゲが伸び放題。
今や髭も白くなり、
年寄り顔を思い知らされる。
30代の頃、長いあごひげをはやしたことがある。
やっていた演劇で、
「ベニスの商人」のシャイロックをやった時、
伸ばした髭を、そのままにしておいたのだ。
当時やっていたのは喫茶店。
「髭のマスター」カウンターに立つと、
かなりお客さんに好評だった。
あの髭は黒々と立派なものだった。
若さが漲ったヒゲだから受けたのだと思っている。
しかし、いまは……ああ~~。笑)
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