家族の調理人

昨日の疲れと暑さにかまけて、
怠け心を優先した日になりました。
三時過ぎに日が陰ったのを見計らって、
畑の草刈り。
すぐ暑くなり、次回回しです。
茄子とウリを収穫して急いで帰宅。
夕食は妻が買ってくるウナギ、
土用の日は
妻が勤めるスーパーはてんてこ舞い。
従業員も予約して購入するのです。
いつもなら台所で夕食づくりをするところなのに、
今日ばかりは手持無沙汰です。

総菜の作り置きをすることにしました。
収穫したばかりの茄子料理です。
揚げびたしにミンチのはさみ揚げ……
考えていると、
昔々を思い出しました。
生まれ育った村は超田舎。
農繁期は小学校も休校になり、
子供も農作業に駆り出されました。
田植え、稲刈り……いやはや。
どちらかといえば家にいたい派の子供だった私に、
「ごはん炊いといて」と母。
実は低学年のころから
ご飯を炊く手伝いをしていました。
当時は土間に設えたかまどに
鉄釜や鍋をかけて、
ご飯もおかずもグツグツ煮炊きの時代。
自分一人でご飯を炊けるようになった私は
重宝がられました。
稲刈りなどで
なかなか家に戻れない親に代わっての料理作り。
ご飯を炊くと、
自然とおかずを作っていました。
カボチャと茄子の炊き合わせという
単純な料理が主でしたが、
「このカボチャええ味やないか」
なんて父と母におだてられて
いい気分になっていたものでした。

今思えば、
あの子供のころに、
将来調理師になる道を
運命づけられていたようです。
引退していますが、
調理師は私の天職だったといえます。

人間の運命って
案外単純なものかもしれませんね。(苦笑)
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