かみしめる

図書館に行くと、その楷にあるホールでなにか催し物があるらしい。何人か並んでいる。もの好きなわたし、列の後ろに並んだ。
列に並んで、ゆっくりと観察する。催し物の表示が目に留まった。
「戦争遺産を後世へ。紫電と紫電改を語る」とある。
加西市が本腰を入れて整備にかかっている、当市に残る戦争遺跡を守るボランティアのリーダーの講演だ。
当時の飛行場がそのままに残っている。姫路海軍航空隊が実用訓練を行った飛行場で、滑走路がそのまま残されている。その周囲には、防空壕や航空隊の指揮所跡や、空からの攻撃に備えた機銃座跡などが点在している。
この航空隊基地の西側に川西航空の組み立て工場が建てられたのである。組み立てられる飛行機は、ゼロ戦以上に名機といわれた「紫電」と「紫電改」。隣接の鶉野飛行場で試験飛行が行われた後、海軍に引き渡されたという。
終戦まで、「紫電」466機、「紫電改」44機が製造されたのだ。
その変遷と鶉野飛行場にまつわる戦争秘話とが語られた。
飛行訓練中の不時着に端を発した北条鉄道転覆死傷事故(当時海軍は秘匿した)に、特攻隊に飛び立った若者たちの悲話。
わがふるさとに、戦争史の一部が展開されたことを知ったのは最近のことだ。講演会講師が案内役となった戦争遺跡ウォーキングに参加したのがきっかけだった。
遺跡が教え伝える戦争の現実。それをまじかに見つめられる戦争遺跡は、後世に残すべきふるさとの貴重な財産なのだ。
講演会の後、改めてその重要性をかみしめた。
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