子どもの優しさどう育てるか?

子どもの優しさどう育てるか

 小1の長男、すっかり行動半径も広がり、虫やカニや貝やと野山を友達と走り回ってはカゴやバケツにいっぱい捕って来始めた。図鑑や絵本でタップリため込んだ関心を、ここぞとばかり晴らしている。
「これカブトムシのこまいのやで」
 大得意にいちいち報告してくれる顔が輝いている。
 しかし、困るのが、取って来た生き物の世話。お兄ちゃんらに教えてもらって餌や何やかやとやってはいるが、しょせん行き届かなくて死なせてしまうことが多い。
「かわいそうに。ちゃんとお墓を作ったれよ」
 と一緒にお墓を作ったりはするのだが、ちょっと懐疑的にならざるを得ない。手を合わせる子どもの姿がサマになっている分なおさらだ。
 小さな生命を大切にする優しさは、どうやって育つものなのだろうか?
 小さな生き物への興味を満たしてやる方法との両立は……。
 子どもの成長とともに親の悩みも増すばかりだ。
(神戸・1991・7・15掲載)


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