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深夜なぜか想う

おかあちゃん、元気にしてるかー! 俺は元気や。わかっとるやろ、どないな息子か。 心配かけては逆切ればっかり。 オロオロするおかあちゃん覚えとるで。 忘れへんわ。 おかあちゃんがおらなんだら、今の俺ないもん。 高校の時もめ事を起こして罰を受けてる後ろで、嗚咽を噛み締めてたおかあちゃんに、(もう泣かせへん!)と約束したんや。 …
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もう泣くなよ

「これからだよ」 おかあちゃんが つぶやいた 「待ってるから、 いっぱい」 息子を みようとしない 「すばらしいことが」 天を仰いだ おかあちゃん ぽろっと こぼれた涙 「それが、 お前の 人生なんだから」 声が 震えていた それでも …
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これからだよ

「これからだよ」 おかあちゃんがつぶやいた 「待ってるから、いっぱい」 息子をみようとしない 「すばらしいことが」 天を仰いだおかあちゃん ぽろっとこぼれた涙 「それが、お前の人生なんだから」 声が震えていた それでも 息子をみようとしない でも息子のことで 頭がいっぱいなんだ それだけは ちゃんとわかった …
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深夜、母とともに

題名 深夜、母とともに 夜十二時前、病院に着く。母危篤の連絡に慌てて車を飛ばしたが、結局一時間三十分近くかかった。閑散とした病院の駐車場に乗り入れる。携帯電話で守衛室に連絡を取った。 「表に回って下さい。ドア開けますわ」  何とものんびりした対応。苛立ちが募る。  ひっそりした病室。ベッドに母は眠っていた。昨日までの荒い息遣いは…
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おかあちゃん

 長逗留の旅先で、いつだって頭に浮かべるのは、ふるさと。そこに住む母や家族の顔が、これでもかとばかりに頭を占領した。  母が亡くなったのは七年前。九十三歳だった。その日から数年、自分の変化を発見した。ふるさとがどこか遠くに行ってしまっている。  数日の泊りでも、自然と頭に浮かんでいたふるさとが、消えた。家族の顔を思い出す回数も減った…
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口ぐせ

 母が亡くなったのは十年前。あれからこっち、自分が生まれ育った土地に対する思いが微妙に変化した。母も父も健在だったころ強く持っていたふるさとへの思い。山も林も、田圃も畑も、自分にはかけがえがなかった。  そんなふるさとへの思いが、母の死を契機に、一気にイロ褪せたものに変化を遂げた。  旅行で遠くに出かけた時、昔なら感じた郷愁の思いは…
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母の日に「長生きして」と…

母の日に「長生きして」と…… 「おまえらが、はよ安心させてくれんで、まだまだ死ぬわけにゃいかんわいの」  71歳になる母の口ぐせで、またその言葉通りなにくれとなくわたしとわたしの家族の面倒を見てくれる。  寄る年波で足腰が不自由なのに、毎朝畑に出て、収穫したものを押し車に載せて帰り、「新線やでうまいぞ。みんなで食べたらええ」と…
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息子のごっそ

息子のごっそ 「この幕の内がええわ」 「野菜の煮物が多いのにせな」 「卵焼きも好物なんでしょ」  例年母の火が近づくと、カタログを前に夫婦そろって喧々諤々し頭をひねる。数年前までは服や履物が中心のプレゼントだったが、ここ数年、ちょっと張り込んだ高級な幕の内弁当に替わった。  母親は八十半ば、足腰の衰えは隠しようもない。最近…
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コラム・母の論理

「ええか、よう覚えとき。お母ちゃんに似て内弁慶のお前が社会に出たら、しんどい目にあうやろ。そやけど、無理して喋らんでええ。無口でも仕事は出来る。不言実行やがな」  私の性格は母そのもの。他人との付き合いが苦手で、一人で何かをコツコツやっていた母の傍で育った典型的な母親っ子なのだ。 「そら一人で生きれたら一番やけど、お前は男や。社会に…
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詩・母を想う

母を想う 「やかましい!」 母を 怒鳴り上げた あの日を いまも 忘れない 若過ぎた 失意を どうしようもなく 腹立たしさを ぶつけてしまった それも 母に 黙ったまま 苦く笑った 母の優しさ それに甘えてしまった 無性に 悔やまれてならない 母が 逝って 気の遠く…
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