実情にマッチしない

実情にマッチしない

 これまでの「成人」年齢20歳論は、確かにイメージ的にも区切りがついていて、適当なのかもしれないが、最近の風潮を見るにつけ、どうも実情にそぐわない気がする。
 事実、現在の高校、大学生らは政敵のも成熟、経済的な面でもアルバイトなどを通じて社会人並みどころか、それ以上の所得を挙げている例が多い。新規格の会社設立で、経営者におさまる場合もある。もはや「学生の分際で」は通用しそうにない世の中である。
 むしろ彼らに「成人」の資格を与える方が、社会に活力を生み出す源として期待ができそうだ。
 それに中学までが義務教育と定められているのだから、それ以後は「成人」と認めても支障はないはずだ。若者のパワーを期待して、成人年齢ひさげ論が実現するのを望みたい。
(讀賣・1988・1・23掲載)

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