皇帝ダリア

朝、何気に見やったそこに、
濃いピンクの花が一輪。
二メートルを超えそうなぐらい
育った皇帝ダリアのテッペンに咲いていた。
強風に何度となく見舞われながら、
にょきにょきと伸び上がり、
周囲を睥睨している。
過酷な状況を乗り越えた底力。
見ならたいものだ。(ウン)

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父バカの味

 調理師の現役を退いた後、家庭の料理番を引き受けた。やるに当たって出来合いのものを食卓に絶対上げないと肝に銘じた。腐っても鯛ならぬ、調理師なのだ。
 スーパーの買い出しも自分でやっている。チラシで目玉商品を確認、その場で献立を決める。ただし、食材の出費は、かなり抑える。値引き商品を買うのに躊躇することはない。
 それでも調味料だけは安さだけで選ばない。安い食材を美味い料理に仕上げるには、質のいい調味料は不可欠である。
「醤油って安くても高くても一緒でしょ」
 妻の言い分に耳を傾けることはしない。美味い料理を食卓に上げ続ければ、妻も料理番の仕事に口出し無用と納得してくれる。
「おいしい」「お替り」「食べすぎちゃった」
 娘の素直な反応は、私のこだわりが正解なのを証明している。妻ももう文句は言わない。
「醤油は地元仕込みが一番ね。高いけど」
 家庭の料理番を信じなさい。
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