原点の町

JAFの通信誌の投稿欄に採用された
思い出を読んでいて、
ふらっと加古川駅前へ。
昔の面影など微塵もないと分かっていても、
この地が社会人への道を
歩み始めた地であるのは間違いないのだ。
駅前にあった小汚いラーメン屋(最高にうまかった!)
ホコリ臭い古本屋、一膳めし屋、パチンコ屋のジャラジャラ……、そして本屋さん~~!
なつかしい記憶は健在である。
また気分が滅入ったら、
ここへ足を運んでみるかな。(ウン)

(投稿文)十代のころ働いていた書店は田舎町の商店街で、ど真ん中にあった。パン屋さんに洋品店が両隣で、アーケードはなかったものの、小路を挟んで十数店舗が連なっていた。
 朝夕の挨拶は当然、シャッターを上げるのが遅くなったりすると、隣の店主や店員が心配して覗き、開店準備を手伝ってくれるような絆があった。パン屋さんに行くと「おまけや」としょっちゅうサービスして貰った。
 商店街で行われた祭りは、働く若者たちのためでもあった。各店の代表者が知恵を出し合ったイベントはいつも盛り上がった。
 書店を辞める時は送別会までやってくれた。その温かい人情が忘れられずに、ほかの仕事についてからは、客として足を運んだ。
 遠くへ転勤して、しばらくご無沙汰していたが、帰郷して商店街に足を運び驚いた。跡形もなかった。そこに建てられた再開発ビルに、あったかい記憶は押し潰された。商店街の仲間たちとの絆は断ち切られてしまった。 
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