思いだす

意識朦朧状態の父を見舞いながら、
高齢の両親との
温泉旅行を思い出した。
親不孝者の私には
そぐわぬ贈り物である。
「あなたの成長を見守ってくれた
ご両親に感謝しなきゃ」
妻に言われて
初めて実行した親孝行だった。
 子供のためなら
何でも応援してくれた親の姿を
当然のように受け取り、
甘え放題に生きてきた私だが、
満面笑みで
息子夫婦との旅行を楽しむ
両親の姿に、
なぜか胸が熱くなった。
膝が悪い母と、
それを労わる父の真っ白い髪は、
不肖の息子を持った
心労のせいでもある。
「こないな贅沢させてくれんでええのに。
ようけかかったやろが、
無駄遣いしてからに」
 年を取り一回り縮んだ風な母は、
やはり息子を慮った。
そばで頷く父の好々爺ぶりも、
感極まる私に、
幸せ気分にさせてくれた。
 一度きりの親孝行の贈り物。
病床の父を見つめ、
亡き母を思い出し、
ふいに目が潤んだ。

年の瀬つれづれ

豆乳鍋を作った。
年末年始の用意がある。
そんな時は、
鍋は重宝、一番手抜きできる。
それに冷蔵庫の片付けと両立できるのがいい。
冷凍庫にあった
白菜、玉ねぎ、白ネギ、豚バラ、鶏つみれ、、にんじん、えのき、春菊……
冷凍ストック食材で全部賄えた。(これはちょっと予想外。笑)
自分用なら、
すき焼き、ちゃんこ、水炊きというところだが、
娘はキムチ鍋、トマト鍋をお好み。
妻は豆乳鍋に最近は待っている。
健康を考えれば、
そこへ行きつくらしい。(苦笑)
この間つったら、
娘もまんざらではなかったらしい。
多数決を取って
豆乳鍋に決めた。
鍋出汁に豆乳と味噌を加えれば、
まず豆乳鍋になる。
市販の豆乳鍋出汁ではなく、
正真正銘の豆乳を使うと、
サラーッとはいかないが、
実にうまい。
妻と娘が帰るのは7時過ぎ。
空腹を覚えて、
作りながらつまみ食い(?)
幸せになる味だった。

同時に
ミルクゼリーとコーヒーゼリーの作り置き。
100均で刈った丸い容器が、
一人前の量にぴったりで
役に立つ。
ゼリーと言いながら、
寒天を使って固めたもの。
ちなみにこれは私専用。
妻や娘は自分でおやつを買ってくるが、
家を出る手段が限られる私は、
自分で賄うしかない。
二日前には
強力粉を使ったお好み焼きとミニホットケーキを焼いた。
冷凍しておけば、
小腹がすいた時にはうってつけである。
明日はプリンを作ってみようと思う。
生乳を加え、カラメルソースも仕上げれば、
かなり市販品に近くなる。
ちなみに、
私は根っからの甘党である。
煙草も酒ビールも、
知人に誘われた時だけやるだけで、
しょせん嫌いなのである。(うん!)

アナログの愚行

四十代半ば、弁当会社で働いていた時、製造データーなどがデジタル化に。データーの出し入れは見様見真似でなんとかなった。
「パソコン使えるんやね。すごい」
 職場の中でもパソコンを使えるものは少なかったせいで、特別な存在に祭り上げられた。内心ひやひやものだった。パソコン操作を基本から学んだ経験はないし、キーボードの操作以外は完全にお手上げ状態だった。
 数年前に新し物好きが高じて、文章を打つのにワープロを個人的に購入している。おかげでキーボードは何とか打てるし、仕事に使うパソコンは、単純な操作だけで済んだ。
「Sさん、これパソコンで処理してよ」
「おかげでパソコン怖いことないわ」
 職場の同僚はアナログ派。彼らに褒めそやられて、すっかり調子に乗ってしまった。
「この文章、ワードで打てるやろ」
 上司の依頼に頷いたのが間違いのもと。ワードはワープロではない。ワープロとはまるで勝手が違う。パソコンを前に面食らった。
 頭が真っ白になってしまった。日本語入力の方法すらわからない。結局、マウスに置いた手は動かせなかった。時間がかかるのに業を煮やした上司に、いわずもながの愚かな弁解をしてしまった。「機種が自分のものと違うので」と言葉を濁し、上司を呆れさせた。
 知ったかぶりが通用しない現実を思い知らされ、恥ずかしくて立ち直れずにいた私。
「知らないことで失敗するのは当然やろ。知らなかったら知る努力をすることが大切なこと。努力をすればだいたい何とかなる」
 見かねた上司の助言は、落ち込む私にひとすじの光を与えてくれた。
 パソコンの取り扱い解説本を買い、教室にも通った。かなり時間はかかったものの、アナログ人間のデジタル化に成功した。
 あれ以来、知らないことやわからないことを突きつけられると、引き受ける前に懸命な予習を重ねるようにしている。 

寒いなあ

放課後児童支援施設への出前紙芝居の

写真が送られてきました。

子供たちに混じり、

いきひきといき?

いやイキイキじいちゃんの勇姿が……?



寒くて

今日は家に閉じこもり

DVD鑑賞しました。

NHKで放映された「奇跡の人」

ロック魂に燃える馬鹿でおっちょこちょいの若者と、

見えない聞こえない喋れない三重苦の子供との

先の見通せない奮闘ドラマです。

当時受けた感動は

いまも鮮明によみがえりました。(ウンウン)
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ウホウホ

この間の
あわてんぼうのサンタクロースになっての紙芝居の
写真が送られてきました。
楽しんでいる自分の姿に
思わず笑ってしまいました。
来年はねずみ年。
年男の私、
ネズミさんの紙芝居
思いっきりやる気満々です。(笑)
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年が深まり

今年最後のまちライブラリー通信です。
来年の紙芝居イベントの日程も決め
さあガチガチ頭の切り替えを始めます。
ただしおせち料理もあります。
今回は長男の会社経由でおせちを買っていますが、
伝統の田作りと煮しめなどは自家製。
大みそかの年越しそばと
雑煮の用意も待っています。
やはり貧乏性、
年の最後までばたばた人生です。(笑)
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ハッピーバースデー

 十二月に迎えた誕生日。
周囲の祝福もなくなる七十一。
自身も嬉しさなど感じない。
「お父さんに
プレゼントが届いてるよ」
 妻がスマホを見せてくれた。
名古屋で働いている長男からのメール。
忙しいせいか、
ここ数年家に戻ってこない息子。
世間並みに
父と息子の男同士で酒を酌み交わすなど
、生真面目さが取り柄の父には
無縁の相手だった。
 そんな父親でも、
顔を見られないと寂しいものだ。
(元気にやってるかな。
無理するなよ)と
いつも心で呼びかけている。
「今年中に一度帰れそうだ。
僕には
一番大切な
お父さんお母さんがいる家だから」
 サラッと書かれたメールだが、
思わずグッと来た。
しょっちゅう連絡を取っている
母親だけではない。
無愛想な父親も
大切な一人だといってくれている。
感激して当然だろう。
 この一年、
身近な人の病気や死が重なり、
暗い気持ちのまま終わるところだったが、
息子のメールで
希望と喜びを取り戻せたようだ。

気のゆるみから

ひとあし早く年を締めくくったせいで
気が抜けたんでしょうね。
なんとインフルに襲い掛かれました。
予防注射は
いまだかって打ったことがありませんが、
普通の風邪どまりで終わっていたのは、
若かったおかげなんでしょうか。
高齢者であることを
改めて認識しました。(はぁ~)

しかし年の瀬の行事はやるしかなくて、
高熱にふらふらしながらも、
商事と網戸の張替えをやってのけました。(ホッ)
ふと思い出しました。20代のころ、
「風邪ひいたら暑い風呂に入って汗をかけ。
悪い奴を体から追い出せば
風邪なんか瞬く間におサラバだ」
なんてすごい上司がいましたね。
一度「そんなものかな~」と
真似して暑い風呂に浸かったのはいいんですが、
のぼせて、そして湯冷め……
後は死ぬほどひどい目にあいました。
若気の至りというか、
しょせん素人療法そっちの知識が豊富で、
ガタイがスーパーマン並みでないと、
逆効果なんだと思い知ったあの日、
でも懐かしいなあ。
あの日に戻りたいなあ。(本音)

年を締めくくる

22日。
今年最後になる紙芝居イベントが
成功裏にゴールを迎えた。
この一月ほど、
イベントやプリベートなことで、
しっちゃかめっちゃかの日々を
送る羽目になりました。(苦笑)
かなりきつかったですね。
それもこれも、
22日で一区切りがついたわけです。
暫くはリフレッシュタイムです。

それにしても荒波に揉まれた一年でした。
自分で望んだこととはいえ
負の連鎖も続き、
気分の貼れぬ日々に、
もう虫の域寸前まで追い詰められた形でした。
それを一変させてくれたのが、
12月に入っての、
全国公募さん連続入選の朗報でした。
最後は優秀賞。
やっと気が晴れました。
それに紙芝居イベントにおける
子供たちとの交流が
ずいぶん助けてくれています。

子供たちの笑顔を求めて
新しい年も頑張りたいものです。
果たして年齢がついていけるかどうか
定かではありませんが。(苦笑)