詩・母を想う


「やかましい!」
母を怒鳴り上げた
決して忘れない
若過ぎた日

失意から抜け出せぬ
不器用さが腹立たしく
母にぶつけてしまった

頬笑んだ母に
気づいたが
甘えの暴走は止まらなかった

母が逝き
気の遠くなる日々が過ぎた
 
どれほど謝っても
母は
もう頬笑んでくれない
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