記憶の風景・スター

展示するために
写真を片付けていると、
倉庫の一番奥に、
大事にしまっていたパネル写真が。
まだ20代血気盛んな私が、
ふん装したものです。
そして!
当時恋に仕事にお芝居に、
行き詰まり、
どん底にいた私に、
かすかだが明日への希望を
与えてもらった人との接触記念の、
直筆のエールが、
そこに残っていました。

当時、
アパートの1室にこもっていた私を
引っ張り出したのは、
加古川時代の演劇仲間でした。
彼が引っ張っていったのは加古川市民会館。
『悲しき恋泥棒』(矢代静一作)の
演劇公演がありました。
実は3か月前に
自分が取り組んだお芝居でした。

同じ主役をやっていられたのは、
今は亡き緒方拳さんでした。
なんと友人は、
その楽屋まで
私を引っ張っていきました。
大河ドラマで有名な男優との初遭遇。
憧れのひととの出会いでした。
「へえ、この役、やったんだ?」
気さくなスターでした。
そのスターとの共通の話題で、
もう夢見心地の時間を送りました。
そして、
友人が持ち込んだパネル写真に、
すらすらと……!
「地方で頑張ってる君を応援してるよ」
たぶんリップサービスだったのでしょう。
しかし若者には
それだけで十分でした。

その言葉でわたしは生き返れたのです。
あれがターニングポイントでした。

わたしの人生、誰彼のおかげで、
いまがあるのを
またまた実感してしまいました。

人見知り人嫌いであるはずの私なのに、
生きるすべを身に着けたのは、
出会ったひとたちの
おかげだったのです。
わたしの人生、
ひとりではなかったのです。(ちょっと興奮しています。笑)
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