記憶の風景・夏休み

夏休みを迎えて
朝七時の涼しい時間、
村の子供たちは
山の麓の神社に集まった。
クーラーや扇風機のない時代。
拝殿の床は
板敷で床下も高く、
家よりは格段に涼しかった。
そこで子供たちは夏休みの宿題に精を出した。

あの頃はみんな真面目。
黙々とドリルや漢字の練習にいそしんだ。
勉強のできる子が
時々覗き込んで
頭を抱えている子に教えた。
頭のいい子はほとんど女の子。
勉強が苦手だった私は、
覗き込まれるだけで
真っ赤になった。
小さいころから
女の子は苦手だったのだ。

一時間ぐらいすると、
今度は遊びに移る。
勉強よりもこっちが目的の男の子は、
虫取りの網や
カゴをちゃんと用意している。
喚声をあげて
セミやカブトムシを取りまわった。
女の子は糸取りやおはじき、お手玉で
遊んでいた気がする。

昼は川に集合しての水遊び。
いつも村の子らは
一緒に過ごすのが自然だった。
昔から引き継がれた子供らの夏休み。
今やスマホにゲームと、
ひとり楽しむ様変わりようだ。
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