卒園式の思い出

末娘が通った

地域唯一の公立幼稚園の卒園式。

保護者代表として

卒園を祝う言葉で

卒園児十三人を送り出した、

あの日を忘れない。

 園児が十人を割ると、

廃園を余儀なくされるという状況に、

私立の保育園や幼稚園志望の父兄を

説得し回った。

公立の良さを

理解してもらった結果、

十三人の園児を確保し、

やっと継続できた。

特別な想い入れがあった。

 次年度は

志望者が八人未満で

廃園が決定している。

最後の卒園式だった。

 思い起こせば、

私も廃校になった中学校で

最後の卒業生のひとりである。

母校をなくす寂しさは

誰よりもわかっている。

壇上から

十三人の卒園児に向かい合うと、

胸がいっぱいになった。

小学校に上がるみんなに、

もう

思い出の詰まった幼稚園はなくなる。

そう考えると

お祝いの言葉に詰まった。

田舎の学校や園の統廃合は

避けられない時代だが、

暗い結果は、

卒業し次の希望を手にするまで

待ってほしいと、

今は切実に思う。
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