お雛さま

初孫は娘。

この三月が初節句。

そこで押し入れの奥に

しまい込んでいた

お雛様を引っ張り出した。

ガラスケースに

お内裏様とお雛様が

コンパクトに

セットされたものだ。

娘に贈ろうと思う。

新しいものは

高額で手が出ないから、

娘には

我慢してもらうしかない。

 とはいえ、

再び目にしたお雛様には、

懐かしい思い出が

いっぱい詰まっている。

 新婚生活は

狭いアパート住まい。

妻の父親が、

「初孫に

お粗末な

お雛様を贈れんわい」

というのを説得して、

分相応のものを

買って頂いた。

それを春に飾って

二人の娘と楽しんだ。

妻の手作りのちらし寿司を

よばれながら、

「ひなまつり」の歌を

合唱した。

のちに

「うれしいひなまつり」が

正しい歌の名前だと

娘が教えてくれて、

家族で笑いあったのが

懐かしい。

 娘らが

高校に入ると、

もう出番はなくなり、

五年近く

ホコリをかぶっていた。

「我が家のお雛様」は、

孫娘の

幸せな記憶に残るように、

もうひと頑張り

してくれるだろう

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