体験しました「事故は隣」を

体験しました「事故は隣に」

 事故というものは自分とは無関係なものだと、おおかたの人は楽観的である。わたしもご多聞に漏れず、そのひとりだった。
 ところが、事故はいきなりやってきた。本当にいきなりだった。車の側面へ相手の車の鼻先がぶつかってきた時、一瞬死んだ!と覚悟を決めたほどだった。当たる場所がほんのちょっとずれていたら、無事では済まなかっただろう。
 いつも通り慣れた道で、安全への配慮がまひしていたのだと事後処理にアタフタしながら反省したものの、既に手遅れだった。事故は自分に無関係どころか、いつだって背中合わせでスキをうかがっていると思い知らされるに十分すぎる体験になった。
「安全運転はし過ぎるってことないんだよ」
 ―ふだんなら左の耳から右の耳へ通り過ぎてしまうほど言い古されたお巡りさんの言葉が、今度ばかりは訊き捨てに出来なかった。
 いろいろと心配させた家族のためにも、これからは「し過ぎる」安全運転を心がけよう。
(神戸・1992・5・27掲載)

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