もったいなさに涙が出そう

もったいなさに涙が出そう

 わが町は校区ごとに半年に一回、粗大ごみを指定の日時に焼却場に運び込むようになっている。これまでの指定日はうっかりして行けなかったので、今回は万全を期していた。
 冷蔵庫、テレビ、オーブンなど家電製品が主な粗大ごみは、たまりにたまって軽四トラックに山積みになった。長く使って、大半がさびたりガタがきたものである。
 ところが、焼却場に着いてあぜんととしてしまった。丸く掘り下げられた穴にてんでに粗大ごみを投げ入れるようになっているのだが、そこに投げ込まれているものに目を丸くしたのだ。見た目にはまだ新しい電気製品や家具の山である。のどから手が出るほど欲しいものばかりが、思い切りよく捨てられていた。
 この粗大ごみの山はそのまま焼かれるらしいが、もったいない話である。その場でリサイクル交換会でもやったらどうなのだろう。ゴミを減らす効果もあって一石二鳥だとは、貧乏性のわたしの考えだが、それにしてももったいない、もったいない。
(神戸・1993・11・14掲載)

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